生徒会長VS幼なじみ
「もう昼もかなり過ぎてんだから急げよ!腹の虫が狂いそう…」


「うん…待って…」


和真はジーパンのポケットに手を入れて、何やら頷いていた


「終わったぁ〜」


宿題を終えた私は机の上を片付け始めて、ノートや問題集を鞄に入れながら、和真に話しかけてみる


「テニス…朝練じゃなかったの?」


「朝練したよ?」


「さっきもしたの?」


「内緒…」


実は和真はテニスには行かず、忘れていたモノを取りに家に帰っただけだった


「ふ〜ん…」


「何?俺が何してたか気になるとか?」


「別に!そんなんじゃない」


「気になってんじゃん?」





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