生徒会長VS幼なじみ
「何それ…お前違う中学の男に惚れてんのか?」


和真の言い方が気に食わなかった


「いいじゃん…別に」


素っ気なく話す私に悪いと思ったのか、和真はこれ以上、聞いてこなかった


海も空も、佑樹のいる場所と繋がってるんだ


そう思いながら空を見上げていた


「俺、テニスの推薦で男子校に行くの決めているんだけど、お前は?どこか決めたのか?」


「私は…まあ…」


私は高校のことで、誰にも言っていないことがある


それは…


佑樹と同じ高校に行くこと


私と佑樹だけの秘密






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