名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
あたしの入院はもう明日に迫っている。


せいぜい一週間くらいの短い期間だけど、いろいろ用意はしなくちゃいけない。


あんなに跳び回っていたモモの力の抜けた体を心配しながら、あたしは仕方なく家に帰って自分の手荷物を作ることにした。




しばらくしてお母さんが戻ってきた気配を感じたあたしは、急いで階段を駆け降りた。


「おかえり!どうだった!?」


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