名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
……どうして突然あたしにだけわかるようになったんだろう?


今まで何回もこうやって考えてきたけど、いつも答えははっきりしないまま。


だけど、あたしには一つだけ心あたりがある。


きっとあの出来事が、あたし達の関係を変えたんだ。


夏なのにジーパンで隠した足をそっと見下ろしてから、日記帳の一番最初のページを開く。


そして吸い込まれそうな青とみずみずしい濃緑に目が眩んだ一年前の自分を、まぶたの裏に思い描いた。


< 16 / 215 >

この作品をシェア

pagetop