君の腕の中で眠る時まで
声をかけても動かない


もう一度呼ぶと目を開けて俺たちを見た

目を細めて見つめた後、涙を流した


ゴミが入ったからと言っていたが


俺は一瞬記憶が戻った


あの時抱きしめた百合華と重なった


そんなはずないと自分に言い聞かせ特別室に入った
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