PURE ~ずっと忘れない~
「退院してもいいってさ。どうする?

自分ん家帰るか?」

フルフルと首を振った。

「暫く、俺ん家来いよ。そっから学校行け?同棲と言うよりも、避難場所を提供って感じ?」

笑って、あたしの頭をクシャッとした。
「一回、家帰るね?親に話しして、荷物も持って行かなきゃね?」

「そだな…。」

あたし達は、どちらからともなく、キスをした…。


一時間後、あたしは退院した。
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