PURE ~ずっと忘れない~
里沙ちゃん、タッちゃんカップルと、水月と猛君カップル(??)が波打ち際でワキャワキャとはしゃぐ姿を見ながら、あたしと直樹君は簡易テントの下で、ただ言葉も無く座っていた。 時折、コンビニで買った直樹君お薦めのお茶を飲みながら…。 横を見ると、喉仏を動かしながらお茶を飲む直樹君に男の人を感じていた。 それは、父親でもなく、クラスメイトでもなく、先生でもない、ドキドキさせてくれる、男の人…。 この時はまだ、淡い恋心から、愛に変わるなんて知らずにいたんだ…。
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