最強ヤンキー☆



結菜と鷹遠先生が慌てて私に近づいてきた。



「大丈夫!?魅羽!!」



結菜が私の顔を心配そうに覗き込む。



「大丈夫って…何が?」



聞き返すと、鷹遠先生が私の目元にタオルを近づけた。



「中嶋さん、何か泣くようなことがあったの?」



泣く…?



そっとタオルを受け取る。



タオルは、生暖かく濡れていた。



私…泣いてる…?



「魅羽…何かあったんだよね?話してくれない?」





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