最強ヤンキー☆



「ありがとう…」



私は呟いた。



「魅羽?どうしたんだ?」



「ううん、何でもない!」



私は首を振った。



「そっか?じゃあ…戻るか」



壱耶は扉に向かって歩き出した。



ぎゅっ



私は壱耶の服の裾を握った。



「へ?」



壱耶が驚いて振り返る。



でも離さない。



「壱耶…」



「どした…?」



壱耶が私の顔を覗き込む。



「私、壱耶が好き」






< 644 / 673 >

この作品をシェア

pagetop