最強ヤンキー☆
「魅羽、優真、話し合いなんだぞ」
壱耶の言うことはもっともだ。
「すいません」
「すいませんっ」
私と優真君が頭を下げる。
「…気をつけろよ」
あれ、壱耶機嫌悪い?
「ねぇ、なんで壱耶機嫌悪いの?」
私はこっそり拓兎に聞いた。
「魅羽、鈍いな」
そう言いながら、拓兎は小さい声で笑った。
「どういうこと?」
よくわからない。
「話し合いを始める…先ずは、ライバルチームの『滝的グループ』について」