15歳、終わらない3分間
ううん、違う。



馬鹿なのは、何も出来ない私。

ただ目を逸らし、必死に無いことにしようとしている、子どもの私。





そしてそれももう、限界――


  

かみさま、ごめんなさい。



せっかくこの世に生まれることが出来たというのに。




嫌になったのはこの世の中じゃない。


歯車の狂った家族じゃない。





何も出来ないくせに、不満だけ抱えている情けない自分。


 
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