ピュア *first love*
相馬くんも胸が痛かったでしょ? 私は罪悪感でいっぱいになった。
私はいくらでも悪口言われても平気だよ。傷つくけど、彼が怪我をするよりは全然マシ……。
私はなおに背中を押されて、彼の後を追った。
何て声をかけていいのか分からないけど……。とにかくほっとけない。
彼は裏庭の花壇に腰をかけて、頭を抱えて俯いていた。
ドキドキしながら、ソッと近づいて、声をかける。
「相馬くん……」