ピュア *first love*



相馬くんも胸が痛かったでしょ? 私は罪悪感でいっぱいになった。


私はいくらでも悪口言われても平気だよ。傷つくけど、彼が怪我をするよりは全然マシ……。


私はなおに背中を押されて、彼の後を追った。



何て声をかけていいのか分からないけど……。とにかくほっとけない。



彼は裏庭の花壇に腰をかけて、頭を抱えて俯いていた。



ドキドキしながら、ソッと近づいて、声をかける。



「相馬くん……」



< 139 / 340 >

この作品をシェア

pagetop