ピュア *first love*



「何? どこに行くの?」

「あみがそんな態度とるから、逆ギレしようと思って」


は? 何それ!?


長い坂道を手をひかれて登りきると、高台にある公園に着いた。


地元の幼稚園児がよく遊び場として使ってるけど、今日は誰もいない。


「懐かしい。私ブランコに乗りたい」

「ダメ」


ブランコに走って行こうとした私の体は、彼の腕に阻まれた。




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