15歳からの恋愛白書
朝早くと言っても、さっき体育館で練習している人達がいたように、ちらほら人も増えてきた。


ジャリ道に屈み込んでいる私に、渡り廊下を通る生徒達の視線が突き刺さる。



(恥ずかしい・・・
だけど・・・)



さっきも述べたように、私は諦めるわけにはいかなかった。


けれど、やっぱり心のどこかで諦めかけている気持ちと、諦めきれない気持ちがせめぎ合っている。


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