ファーストキス。

「いいか?
二度と大崎に
近づくな。

近づいたら
タダじゃ済まさないぞ


せっかくの
王子みてぇ~な顔に

傷、つけたくは
ねぇ~だろ?」




高杉くんは
ただ、大杉くんを
睨みつけたまま



公園から
去っていった……





「大丈夫か?」


「へっ?」


気づいたら
大杉くんが
今まで
見たことないような


優しい瞳で

あたしの事を
見つめていた…。





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