ファーストキス。
大杉くんが
ニヤニヤしながら
3人のところに
近づいてきた。


蘭の鼓動は
一気に跳ね上がった。



「どうした?
バカ女。ボケーッとした顔してんじゃん」


「えっ!?」


近づいてきた
大杉くんの顔に

ドキュンとなる蘭


「ば…バカ女なんて
失礼ね……」



「バカ女だから
バカ女だって
言ったんだよ。

じゃあな、バカ女

きょうは早く帰れよう

また、昨日みたいになっても、知らないからなぁ~」


昨日の事…
握られた手…


思い出すだけで


また鼓動が激しい
反応した。





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