センパイ
「じゃあ、夏休み入ったら連絡するよ。」



にっこりと笑ったセンパイに


私はうなづいた。


そしてセンパイは手を差し出した。

センパイの出した手には




ケータイが握られている。



一瞬、わけがわからなくて




聞き返そうとした。



「赤外線・・しよ?


    誘いやすいし。」


聞き返す前にセンパイが説明してくれた。







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