また恋をした、その時に。


小日向と視線が合い、嫌な予感がした。


「遠藤さん、バレー経験者だよね?
女子のチーム分けまかせても大丈夫かな?」


    は?
変な事言い出さないでよ、小日向



クラス中の視線は私に集まり

「心美、いいじゃん!
さっきの体育の時、凄く頼れたし。」

ヒカリは振り返りながら
興奮気味に話す。


「いや、でも…」

私、仕切るの向いてないから。



それより、
左から強い視線を感じる。

  リク・・・・・?

左を横目で見た…その時だった。

「小日向、心美やるって!」

ヒカリがそう言ったのは。




「遠藤さん、いいの………?」

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