また恋をした、その時に。




“心美ちゃん、今日は傷つけちゃってごめんなさい。
また仲良くしてくれる?”


───もう仲良くなんてなれない

だって、私は・・・・・



複雑な想いでリクからのメールを閉じ、

次のメールをを開いた。



“今日は心美と帰れてよかったよ

ねぇ、陸君のどこが好きなの?”

ヒカリからのメールだった。


私は返信ボタンを押し、
メールを打つ。




“優しくて純粋なところ?

でもね、今の私…
彼女でもないのに独占欲が強くて

リクの好きな部分が好きになれない。

私だけに優しくしてって
そんな風に思っちゃうんだよね”



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