また恋をした、その時に。
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「困ったものです…
恋愛をしてはいけないと
言ったはずですが。」
一呼吸置いて
天のお月様は続ける。
「もうあの世界には行かないほうがいいでしょう…
彼女の為です。記憶を消す事も出来ますが……」
そ、そんな……!
「ちょ…ちょっと待って下さい!」
月に戻って早々、
僕は天のお月様に呼び出され、
予想通りの言葉を言われたんだ。
───心臓がドキッと跳ね上がる。
心美ちゃんの中から僕がいなくなる事。
それだけは、嫌だ。
───恐怖だ。
だってそうなったら
心美ちゃんの光に
なれないじゃんか・・・
「リク、なんでしょう?」