また恋をした、その時に。



ベランダの冊子に足を掛けながら
何処か不安そうに
私を見つめたり…
視線を外したり…そんな様子で



「こっちにおいで、リク…」

私はその場にしゃがみ込み、
そっと彼に手を伸ばした。

またあの時のように、
触れたら星屑になりそうで。

怖さと緊張で手が震える。

今にも息が止まりそうだった。



───次第に近づく距離。
そして、
優しくリクを抱き上げた。



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