また恋をした、その時に。



───当然のように
教室中の視線は、私に集まった。

「同じクラスになったんだねっ」

彼は無邪気にそう言いながら、
両手を私の机の上に乗せ
顔を覗き込んでくる。




更に、教室は騒がしくなり…
色んなヒソヒソ話も聞こえ…

私は
恥ずかしさのあまり一瞬にして
顔、体が、カーッと熱くなる。

前に座っているヒカリは
目を大きくして口を開いたまま、
驚いている様子。

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