僕の大好きなお姉ちゃん



気まずかった。
かなり、気まずかった。



奈々が、気を使って話しかけてくるのはわかる。
でも、奈々を見るたびに…裸の奈々が出てくる…汗



首を小さく振って、モヤモヤとした気持ちも振り払った。

自転車をこぐことに全神経を集中させる。




「ひゃなたあ(彼方)」

のんきな奈々の声が、後ろから聞こえてきた。
こいつ、絶対に口に何か入れてるな…。



朝食のパンか!?
…そうだな。笑



奈々ならきっとやる。



< 63 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop