恋 文
 


 見も知らぬ君へ


 見も知らぬ君だから、
 私は君という生き物を知らない

 ましてや君に何があったのかなど
 知るはずもない


 今はただ、君に会えなかった事が
 とてつもなく悔しい

 生きて会えなかった事が
 とてつもなく悔しい






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