光を背負う、僕ら。―第1楽章―

消えそうな絆

けどずっと幸せな時が続くわけではなく、席替えは行われた。




「では、席を発表します。」




担任の先生が、席の一覧を黒板に書いていく。



まずは、男子の席の発表だ。



男子のテンションは上がり、盛り上がっていた。



斜め前の伸一に目を向けた。




「今度はさ、後ろの席がいいなぁ。達也もそう思わねぇ?」




伸一は振り返って、達也に話しかける。



伸一が突然に振り返ったことに驚き、慌てて目線を伸一から別の場所へ写した。



あたしはあたかも話を聞いていない振りをしながら、自然に聞こえてくる二人の会話を聞いていた。




「まぁ、確かに後ろがいいよなぁ。」



「やっぱそうだよな。ここ陽が当たるからあったけぇけど、先生にはよく当てられるんだよな。」




伸一は少し不満そうにそう言った。




伸一は、後ろの席がいいんだ…。





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