あなたのペット的生活


もう充分だよ。


2人は付き合ってるんでしょ?

もうわかったから、私にそれを見せないで。


2人きりになると会話なんてものもなく、ただ気まずい空気が漂っていて、いたたまれなくなって帰ろうとした。


きっと、この人だって1人で待ってるほうが楽だろうし。





「じゃあ私かえ……」

『帰ります』と言おうとしたところで女の人の目が妖しく光った気がした。




< 158 / 422 >

この作品をシェア

pagetop