あなたのペット的生活
ENVY


「──っカチャ」

聞こえるか聞こえないかくらいの小さな物音でもすぐに反応して窓の外を見る。


「ちがう……」

が、待っている人とは違うと分かると期待で膨らんだ胸もシュンとしぼんでいった。







遅い。

どう考えても遅い。


目が赤く染まっている私。


こんな私、見せられないけど、孝ちゃんが隣の家にいるという安心感がほしい。


窓越しに見える部屋の明かりに胸は焦がれ、会いたいといつも星に願っていた。


だけど、今はその部屋の明かりさえ点かない。


まだあの人と一緒にいるんだ。





私とは全く違う。


大人で可愛いあの人の元に……。



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