あなたのペット的生活
すると、1階から俺を呼ぶ母さんの声が聞こえてきた。
「孝二〜!!お客さん!!」
「は?客?」
皆目、検討がつかないので1階まで降りようとしたとき、
『もしもし?』
と息を切らした声が聞こえてきた。
変態みたいだ。
ってのは冗談で、走ってたんだろうってことはすぐにわかった。
もっと早く連絡してやればよかった。
と、後悔したが、それよりも今は客?を待たせているため、急いでいる。
「もしもし?乃亜?」
『もしもし?』
「悪いんだけど、今日急用できて行けなくなったわ。次の日程はまた後で連絡するから」
と、今日行けないということだけ伝えて電話を切った。
そろそろバイトに行かないと……、てか客!!
今までゆっくり時間を過ごしてきたのに、一気に用事がやってきて、非常にテンパる。
客って誰だよ。
来るなら俺が暇なときに来いよ。
と心の中で悪態つくが、どうせ今日電話してきた友人あたりだろうと思っていた。
すぐに追い返してやる。
そう心に決め、店内を覗くと、そこには想像すらしていなかった人物がたっていた。