空の笑顔
涙を流しながらも彼女の隣に再び座る。
そして、手を握った。
「空…」
両手で空の手を包む。
弱々しくも握り返してくれる温かい手。
空は今、こうして生きているのに、現実はなんて残酷なんだろう。
この温かい手も、眩しいくらいのあの大好きな笑顔も本当に今日までなのだろうか。
そう思うと、また涙が出てくる。
考えたくもない。
まだ空が隣にいると……ずっと俺の隣にいると思いたいんだ。
空がいなくなるなんて考えられない。