倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
ズキューン!

すごい銃声が響いた。

男が血を流し、ぐったりとした。

真昼が我に返り、男の重い体を押し退けると、パトカーの音が聞こえてきた。

住民の誰かが通報したのだろう。

「何が何だかわからないわ……!誰か助けて……!」

真昼は泣きながらベランダに出た。

マンションの下には警官達が集まり、包囲されていた。

「もう駄目……。」

真昼はベランダから飛び降りた。



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