卒業  ~15才・中3の俺~
いつものドア。


広がったのは

いつもとかけ離れた光景だった。


人が少ないだろうという俺の予想は

見事にはずれた。


教室では

クラスの半分のやつらが

机に向かって勉強していた。


漂う

受験生の空気。



誰かにおはようを言えるはずもなく

俺は無言で席に着いた。


・・・芳也

早くこないかな?
< 102 / 215 >

この作品をシェア

pagetop