【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
「……う……あ……」

晴興は、仲間たちが炎に飛び込んでいく様を、正気と狂気の狭間で、見つめていた。

どうしようもなく、恐ろしくて。

頭の中で響きわたる声に、耳をふさぎたくなる。
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