【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
22章 1945年8月17日
晴興は、眠るように意識を手放した。

びくりとも、動かない。

再び降り出した雨は透明な天蓋を打ち、

清花は、

その音にびくりと身体をふるわせた。
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