不良の法律~Judge Town~
激動
その日から三日間…俺達はいつもの日常を過ごした…。

一応他のメンバーにマリコを紹介した…。

俺じゃなくタケシが…。

「この方がなんと!!ハヤトのカ・ノ・ジョ・のマリコちゃん!!みんな仲良くしたってなぁ!!」

下手な関西弁使いやがって…。

マリコビビってるじゃねぇか…。

割と私生活もカッコもチンピラな奴が多いうちのメンバー…。

刺青やピアスは当たり前…タケシも金髪で肩には刺青を入れている…。

俺やヒサジぐらいだからな…黒髪で何もしてないのは。

チンピラに免疫が無いマリコにはちょっとインパクトが強すぎるな…。

だがそれも最初だけだ…普段から人見知りをしないマリコだ…少し話せばすぐ仲良くなる…。

俺らの縄張り内だけだが色んな場所にも連れてった…。

喫茶店やダーツバーやクラブ…たまに音楽が好きな奴等でライブをするのだがマリコの為に演奏してくれた…。

見る物全てがマリコにとって新鮮なんだろう…結構楽しそうだ。

当然ケンカもした…。

マリコは良い顔しなかったが…。

「生活の為だ」

と言って誤魔化した…。

だが相手も別に恨み辛みでケンカを売ってきてる訳じゃない…。

ただ楽しむ…ただ強くなりたい…。

そんな思いの元でお互いケンカをしているので、ケンカが終われば結構仲良くなったりする…。
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