不良の法律~Judge Town~
ヒサジの過去~贖罪の旅立ち編~
「…ここは??」

病院なのは解る。でもどうして俺は病院に入院しているんだ??

俺は今の現状を考える…。

確かサヨを助けに行って…。

「そうだ!!俺はあそこで気を失ったんだ」

俺の記憶が確かなら…警官がなだれ込んで来て助けられたんだ。

と言う事は…。

「俺は助かったのか…」

どうやらここは天国では無いみたいだし。つうか天国があるかどうかは知らんが…。

腕には点滴が打ってあり、首にはコルセットを着けられている。

頭は…っ!!

「髪の毛がねぇ…」

頭には包帯が巻いてあり、感覚的に髪の毛が全部無いのが解る。

別に髪の毛はほっとけば生えてくるからいいけど…。

俺の事よりカズヤとサヨがどうなったのか知りたい。俺は動けないのでナースコールを押して看護婦を呼び出した…。

すると一分もしないうちに看護婦と、何故か医者らしい人が早歩きで俺の元に来た…。

「目を覚ましたかヒサジ君!!ホントに良かったよ」

医者は動けない俺の目線まで顔を下げて、笑顔で話かけてくれた…。

「俺は…何日間寝てたんですか??」
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