不良の法律~Judge Town~
意地とケジメ
買い物から帰ってきた俺達…結局すき焼きをすることに決まり、マリコが料理を作ってる間に俺はシャワーを浴びることにした…。

昨日は風呂に入れなかった俺は入念に体を洗っていた。

ヒサジ達は大丈夫だろうか…ジンは明日まで待つと言っていたからケンカになる事はないだろうが…。

どうしても帰って来るまでは心配が残るな…。

身体はスッキリした俺だったが、頭はスッキリする事なく風呂を上がった…。

風呂から上がった俺は本調子じゃない右足を冷やした…明日は派手なケンカにあるかもしれないからな。

出来れば今日中に直しておきたい…。

俺がアイシングをしているとヒサジとタケシがずぶ濡れで帰ってきた…。

「おかえり。話し合いはどうだった?」

俺は無事に帰ってきた二人を見て軽く安堵しながら聞いた…。

「…会う事は出来たが話し合いにはならなかった。結局は避けられない抗争だったって事だ…」

ヒサジはそう答えると難しい顔をしたまま自室に入って行った…。

「タケシ…何があった??」

「色々な…少し長い話になりそうだから先に風呂入っていいか?ずぶ濡れのままじゃ気持ち悪くてよ」

タケシは玄関でシャツとGパンを脱いで家に上がってくる…確かにこのままじゃキツいわな。
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