不良の法律~Judge Town~
現実との離別
ナマズは体格が良く丸太みたいな腕をしている…。

身長は俺と同じぐらいで175cm無いぐらい…。

体重はボクシングでいう6階級ぐらい違うだろうが…。

構えは典型的な柔道の構え…だが隙はハッキリ言って無い…。

顔は笑っているが構えは隙の無い構えだ…。

油断は無いか…。

コイツは…久しぶりに…。

「やるならかかってこい!!レクチャーしてやる」

ナマズが俺を手招きしてきた…。

久しぶりに…自分を開放出来そうだ…。

教師たちはマスターキーを職員室に一度取りに行き、鍵を開けて空き教室に入ってきて…言葉を失った。

机やイスは…嵐が通り抜けた後の様に散らばり…。

ナマズは…地面に横たわっていた…。

顔は所々腫れていて…地面に伏しながら後退りしていた…。

俺はというと…全くの無傷では無かった。

でも顔を一回殴られただけ…後一回投げ飛ばされた…。

技はかけさせなかったが、腕力だけで放り投げられた…。

流石にあれはどうしようもなかったが…対してダメージは無い。
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