不良の法律~Judge Town~
地獄の様な天国
俺とミツハルは不良の聖地と言われる町に向ってる…はずだ。

あれから俺はミツハルの車に乗って10時間…途中休憩を挟みながらも目的地に向ってるはずだ…。

首都県を抜けた俺達は何にも無い田舎道を走っていた…。

ホントにジャッジタウンに向かってるかどうかも気になるが…一番気になるのは…。

「なぁミツハル…お前って何才なの??」

普通に車運転してるけど…。

「僕??今年で二十歳だよ!!ちゃんと免許は持ってるから安心して」

二十歳!?

どう見ても高校生にしか見えない…。

「僕は童顔だから驚くのも仕方ないけどね!!実際警察に結構止められるし」

だろうな…俺と一緒に居たら同い年にしか見えない…。

俺は体格もあってか高校生に見られるけどな…。

「ふぅーん…んで何時になったら着くんだ??」

「今日中には着かないよ!?」

「はぁ??先に言えよ!」

「言ってなかった??ごめんごめん!」

ミツハルはアハハとか笑いながら頭に手を当てて謝っている…。

全然謝られてる気がしない…。

「はぁ…まぁいいや…今日は何処まで行くんだ??」

「この次の町に着いたら一泊するんだ!!もうすぐ日が暮れるしね…そして明日は二時間ぐらいで着くよ!」
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