不良の法律~Judge Town~
一匹狼の憂鬱
俺の名前はハヤト。

名字は名乗らない。

この町では名字は別に必要ないからだ…。

今年で15才になったばかりの中坊…。

昔から体格が人より良く、冷めた性格をしていて、何をしてもツマらなく、毎日イライラしていた。

その性格のせいか、小学生の時にイジメにあっていた。

俺は特に抵抗する気もなくて、イジメたければイジメればいいと思っていたんだ。

抵抗するのもめんどくさい…。

いつ死んでもいい…。

その時はホントにそう思って生きていた。

だけどわざわざ、自殺する理由がない…。

どうせ人はいつか死ぬんだから。

小学生の時からこんなことを考えていた時点で、俺の頭は狂っていたんだろう…。

だけど、心の何処かで、何か楽しいことを探していた…。

その当時は解らなかったが…。

多分探していたんだと思う。

今になって俺は昔の俺を理解することが出来た…。
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