らっこの国のお姫さま
お陽さまがキラキラしている朝です。

ベッドに膝をつき、窓辺に姫が手をかけて海を見ていました。

少しげっそりしたようですが、体には昨日と違い力が入っています。

雲を眺めました。

雲は流れてゆきます。

「………!!」

(人生も流れてゆくものきぅ…)

出会いと別れを繰り返して…雲が流れてゆきます。

姫の眼から涙がひとすじ光りました。

(ありがとう…きぅ
そしてさようなら…きぅ)

「忘れた頃に~、も一度~会えたら仲良くして~ね~」

中村 中の友達の詩を姫は歌っていました。

ゆっくり元気になぁれ…
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