ジェネシス(創世記)
南のユダ国のアズ国王と、北のラエル国のヨム国王とは、親類関係にあたる。パレス系アラム人、ヨム国王は、ハザ王の軍隊と一戦を交えた。

ヨム国王は、ハザ軍によって重症を負った。心配したアズ国王は、ラエル国に赴いてヨム国王を見舞った。

 三人の神官とリヤは、ラエルの次の国王として、あらかじめ将軍エブを指名しておいた。リヤが引退した後、将軍エブの陣営で、シャーがリヤに代わって聖油を注いだ。

聖油を注がれて息巻いた将軍エブは、ラエルのヨム国王に対し、密かにクーデター(武力政変)を企てていた。

前線からラエル国に帰国した将軍エブは、ヨム国王に快く迎え入れられた。しかしヨム国王は、将軍エブの部下によって弓矢で胸を射貫かれて殺害されてしまうのであった。

たまたま居合わせたアズ国王もまた、将軍エブの軍隊に命をねらわれた。アズ国王はメギドの町に逃亡したが、殺されてしまうのであった。

 将軍エブはまた、ヨム国王の母ベル王妃を剣で刺し、宮殿の窓から投げ捨てた。投げ捨てられたものの、ベル王妃はまだ生きていた。

ベルは、オオカミにノド元を咬まれ、食われてしまうのであった。ハブ国王とベル王妃の夫婦は、何の因果かブドウ畑の領主と同じ仕打ちを受けてしまった。そして将軍エブは、ラエルの国王として君臨するのであった。




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