蝶々結び
「あたしだって、全然わからないよ!予備校で毎日みっちりしごかれてる……」


あたしはバッグにテキストを入れて、小さく笑った。


「あたしなら、予備校なんて絶対に行きたくないよ……」


そう言った優子は、苦笑しながらメニューに視線を落とした。


「何にする?」


「七星はもう決めた?」


「うん。あたしはドリンクバーだけでイイ」


「それだけ?」


「さっき、ご飯食べたばっかりだし……」


「そっかぁ……」


あたしが小さく笑うと、優子が少しだけ考えてから口を開いた。


「じゃあ……あたしは、ティラミスとドリンクバーにするね♪」


彼女はそう言うと、店員を呼んで二人分の注文をしてくれた。


「はい、これ。英語と物理のプリント!」


「ありがとー♪」


程なくして、優子に頼まれていたプリントを渡した。


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