Wrath~止まらない怒り~
†それぞれの光†
†王 目線†



赤馬が少年院に
入ってから
なんだか物足りない
ような日々だった。



俺はK大学を
目指す為に猛勉強を
しながら色の
見舞いに行っていた。



色は、あの事件の日
逃げようと急いで
階段を下りてて
誤って階段から落ち
自慢の顔に大きな
傷が残ってしまった。



最初の頃は
ショックで暴れたり
“死にたい”と
言っていた。


そんな色を見て俺は
力強く抱きしめた。



“俺が一生面倒見るから
黙ってついて来い”


そう言うと
色は泣きながら頷いた。





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