☆★グリン・ピース★☆

幼き日。

勢い込んで

早く着きすぎてしまった。


光は

まだ長めの太陽が差し込む

テラスでぼんやり

タバコに火をつけた。


まだそんなに客はいない。


目を閉じると田舎の海の

さざ波が浮かんできた。


光は小さい頃

山形の海の端で育った。


まだ収入が安定しなかった父の

祖母の家に預けられていたのだ。


子供の頃の記憶は

祖母と海と、そして母だ。
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