☆★グリン・ピース★☆
そうして

浩ちゃんはパリ行きの

飛行機に消えた。


気が抜けた私は

亜美を誘ってお茶をした。


大勢の人が行きかう中

私は待合ベンチの片隅に

またあの子の姿を見た気がした


まさか・・・・

私は幻を見ているんだろうか?


思い切って亜美に聞いた。


「ねえ、うちの部に

二宮君って子入った?」


「え?  二ノ宮・・?

知らないよ!

聞いたことないな~

なんで?」


「いや、知らないならいいよ」

疑問は深まるばかりだった

幻覚・・?

そんなはずはないけど・・・






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