☆★グリン・ピース★☆
「そうなんですか・・・

私今なんかややこしいことに

なっていて・・・」


「そうじゃの~。」

皺だらけの顔で

にや~と笑って実麗に

皺皺の手を重ねた。

かさかさで暖かい

田舎を思い出させる手だった


実麗は簡単に事情を話した。

お婆さんは何もかもを

わかってるようでいたが


「あんたは、

どうするつもりかの?」


「それがわからなくて・・」


「25といっちゃ

何もかもが曲がり角じゃ。」


「はい、

結婚の約束をしてる人が

いるにはいるんですが・・・」


「彼に女でもいただかね?」
< 96 / 455 >

この作品をシェア

pagetop