ぼくの太陽 きみの星
「……うん、わかった」


「……あのね、実は……」




ママは神妙な顔をして、重い口を開いた。







「……うそ……」



ママの告白を聞き終えたあたしは、口をあんぐりと開けたまま、ゆらりと立ち上がった。



「そんなのうそでしょ」

「……ほんとなの。

未怜ちゃん、今まで黙っていてごめんなさい」


「うそ! うそ!」



ガツンと頭を殴られたような気分で。


あたしはふらふらとリビングを出た。



「未怜ちゃん……」

「いいの、放っといて! ひとりにして!」

「未怜ちゃん……ちょっと……」

「来ないでよっ!」
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