ぼくの太陽 きみの星
「自分たちに、そういううしろめたい部分があるから、

あたしたちのこともそんなに怒るんだ。

自分たちがやったことを、受け容れられないから。

――そうなんでしょ?


すべては自分の投影だもん。

自分たちが汚いと思ってるから、あたしたちの中に自分たちの汚さを見出して怒ってるんでしょ!」


「……」


ママは完全に言葉をなくしてた。

あたしの勢いはまだ止まらない。


「あたしは鷹耶に真剣だもん。

鷹耶だけだもん。

ママとは違うもん。

遊びであんなことしてたわけじゃない。

何も恥ずかしいことなんか、ないんだからね!」


「………」



しばらくして、ママが疲れた声で言った。


「未怜、あなたね。

いいかげんに気付きなさい。


身近で手っ取り早いから、遊びで手出されたんだってこと」
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