ぼくの太陽 きみの星
「時間が解決するんじゃないかって思ってはいるんだけど……」


悩ましげに未怜ちゃんのお母さんは言った。



ぼくにはそうは思えなかった。

まずは、多少なりと食べて体を回復してくれないと。



じゃないと……



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あの日から一週間。

下校途中、ふと思い立って、ぼくは立ち止まって、横でぽ~っと歩く未怜ちゃんの細い腕を取った。



「未怜ちゃん、今日うち寄ってかない?」



未怜ちゃんは、特に返事もしないかわりに拒否もしない。

うちに来ようが来まいが、未怜ちゃんにとっては何も変わらないんだ。多分。



未怜ちゃんの腕を引いて、ぼくの家まで連れて行った。

従順についてくる未怜ちゃんを2階のぼくの部屋のベッドに座らせて、


「ちょっと待ってて」


と、下へ駆け下りた。
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