ぼくの太陽 きみの星
“見せたいものがあるからいますぐ来てくれる?

チャイムを鳴らさず右のリビングの窓から入ってきて”



15分ほど前に送られた琢磨くん宛のメール。



4分前の返信。


“今家の前。

入っていいの?”





(――鷹耶!!)





自転車の音がした。



はっと窓の外を見たら、もう琢磨くんの姿はなかった。




うそでしょ………。





最悪。
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